対馬でゲストハウスやカフェを運営する「やまぼうし」(対馬市美津島町)が、海面に浮かぶ「水上ロッジ」を昨年8月1日にオープンして1年が経った。
水上ロッジは、浅芽湾と対馬海峡を結ぶ大船越の海域に位置。波の影響を受けにくい湾内にある筏(いかだ)を基礎にした水上施設で、正面は海に向かって大きく開放した設計。釣りやバーベキュー、リラックス体験ができる。
水上ロッジを運営する山野達也さんは、東京で約15年間暮らし、対馬へUターン。海や山、鳥のさえずりが聞こえる対馬の環境を「実はとてもぜいたくで特別」だと感じたことが、水上ロッジの設置のきっかけになった。もともと海上にあった、大工の同級生が造った筏を水上ロッジに改修。ゲストハウスに宿泊するスイスやシンガポールからの旅行者も塗装やデッキ作りに参加して、一緒に作り上げた。
中央には約4メートル四方の屋根を設置。日差しや雨など天候に左右されずに利用できる。側面と背面は肘高の木製の囲いを作り、プライベート空間を確保した。
オープン後は国内外から利用予約があり、バーベキューやリラックス体験をする韓国と欧米の旅行客が多いという。上野さんは「地元住民の利用者からは、大船越の海の美しさを再認識する声も聞かれた」と手応えを話す。
今後、SUPなどのマリンアクティビティーや、冬でも楽しめるサウナなどのコンテンツも検討。上野さんは「対馬の豊かな自然と景色をもっと特別に感じられる場所を作りたい。何もせずに夕日を眺めたり、星空を見上げたりするぜいたくな時間を楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は14時~22時(ゲストハウス宿泊客は7時から利用可能)。利用料金は1人1時間500円。定員10人。要予約。