対馬の海神(わたづみ)神社で9月14日・15日、恒例の古式大祭が開かれる。14日は前夜祭に当たる宵宮、15日は本祭を執り行う。
同神社は、神功(じんぐう)皇后が三韓征伐の帰りに、新羅鎮定の証として対馬で旗を納めたことが始まり。古式大祭は、毎年旧暦8月5日に行う。
宵宮は17時に始まり、西部中学校の生徒による海神太鼓と、西小学校の児童や峰保育所の園児による踊りなどを奉納。舞踏やマジックショー、餅まきもある。
本祭は10時から拝殿神事が始まり、国の選択無形民俗文化財に指定されている巫女(みこ)神楽「命婦の舞(みょうぶのまい)」と、浦安の舞を奉納する。神事の後、白装束に身を包んだ宮司や氏子がみこしを担いで練り歩き、御前浜近くの祭壇に設置して神幸式(おさがり)を行う。宮司が海に背を向けて立ち、貝を海に投げ入れて捧げる「濱殿放生会(はまどのほうじょうえ)」の神事も執り行う。
飲食店が屋台を出店するほか、農産物と雑貨も販売する。
同神社総代代表の扇平さんは「地域の人口が減少し、古式大祭を執り行う難しさが毎年深まっているが、今年も開催できる。先人がつないできた文化を守ることは、生きていく上で定めだと感じている。目に見えない世界や、文化を守る大切さを感じるきっかけになったらうれしい」と話す。
宵宮は17時~20時、本祭は10時~15時。