「キッチン結(ゆい)」(対馬市厳原町)が対馬の南端に位置する厳原町豆酘(つつ)にオープンして、6月3日で2カ月がたった。
十数年ぶりに対馬へUターンした店主の小田里己さんが「人口減少が進み、空き家が増えるふるさとに、地元の人や島内外から訪れた人が立ち寄れる場所を作りたい」と開いた同店。
豆酘には「上結、中結、浜結」と地区を分けて共同作業する文化があり、店名の「結」はこれに由来する。高齢化が進む中でも皆で助け合って笑い合える「人と人がつながる場に」との思いを込める。小田さんは、妹の永尾春己さん、聖さん夫婦と3人で店を営む。席数は10席。
メニューは、「手打ち十割蕎麦(そば)」(700円~1,200円)や「結ランチ」(1,000円)、「ランチセット(ケーキ・コーヒー付き)」(1,500円)を用意。その他、ケーキセット(700円)、メロンフロート(600円)などをそろえる。
オープン以降、観光客や地元住民がドライブで訪れるほか、豆酘漁港に寄港した島外の漁師などが来店している。同地区には飲食店が少なく、地域住民や近隣の事業者から歓迎されているという。
小田さんは「豆酘は昔から漁が盛んで、今も港には大小の漁船が停泊している。店の窓から見える豆酘湾とその先の神崎の景色を楽しんで、リラックスしてもらえれば」と話す。
営業は金曜~日曜の11時~15時。