「カスマキッサ」(壱岐市芦辺町)がオープンして、9月8日で1カ月がたつ。島内で設計、建築、空き家活用などに取り組む「LIGHTHOUSE」が経営し、建物の1階をカフェとして活用する。中庭を含め12席を設ける。
店舗は、これまでポップアップやワークショップなどに不定期で活用していた建物を利用。壱岐の郷土菓子「かすまき」を販売するほか、ドリンクやアルコールなどを用意し、イートインとテイクアウトの両方に対応する。
同店の「かすまき」は、同社が経営するオーベルジュ「誰は彼(かわたれ)」(芦辺町)のレストランでコースの最後に提供してきたものを、土産用に商品化したもの。辻信太郎シェフが1年以上をかけて考案した。
社長の篠崎竜大さんは「『壱岐を持ち帰る』をコンセプトに、壱岐の新しい土産を作りたかった」と話す。
かすまきは「生キャラメル」「ラムレーズン」「あんキャラメル」の3種類で、価格は各450円。土産用は箱と味を自由に選ぶことができ、「かすまき3個入り箱」(1,700円)、「かすまき6個入り箱」(3,100円)を用意する。
箱は、店舗近くの「清石浜(くよしはま)」「原(はる)の辻遺跡近くの夕日」「レストラン『誰は彼』の個室から見える景色」の3種類。篠崎さんは「有名な観光地というよりも、私たちが毎日眺めている風景、日常を選んだ」と話す。今後も箱の種類を少しずつ増やしていきたいという。
メニューは、「ホットコーヒー」(400円)、「コロナビール」(600円)、「スパークリングワイン」(800円)などのドリンクやアルコールを用意。夏季限定で「かすまきアイスクリーム壱岐の塩キャラメル」(650円)も販売する。
中庭は、東南アジアを意識し「光と風が抜ける空間に仕上げた」という。「屋外のような感覚で飲食を楽しめる空間」で、篠崎さんは「外の空間で気軽に好きなように過ごしてほしい。建物の復活によって、人が行き交う場所になれば」と話す。
今後はワークショップや音楽イベントなどの開催も予定する。
営業時間は10時~17時。火曜・水曜定休。