壱岐の土産物などを販売する「壱岐島 いったん商店」(壱岐市芦辺町)が9月8日、オープンから1カ月を迎える。
水産加工会社「若宮水産」(壱岐市)が運営する。同社は2025年7月、「ツマミナ」(福岡市博多区)のグループ会社となった。
同店は「旅の句読点」をコンセプトに、壱岐の土産物を販売するほか、軽食を提供するイートインコーナーや壱岐焼酎の飲み比べスタンドを備える複合型店舗。
若宮水産のブランドマネジャー長岡尚利さんは、店名について「芦辺港に近いこともあり、壱岐を訪れた人にとって最初または最後の行き先になり得る場所。『いったん』立ち寄り、ゆっくり過ごしてもらいたい」と話す。ロゴには「壱旦」の文字を取り入れ、壱岐島東部に位置し、日が昇る芦辺町の立地も表現したという。
店内には、菓子類や加工品、酒類、つまみ、雑貨など、壱岐の土産物を中心にそろえる。「壱岐の日常コーナー」には、地元住民にもなじみのある塩やオリーブオイル、ふりかけなどの調味料も並べる。
イートインコーナーでは、壱岐の食材を使った軽食を提供する。「壱岐牛タコス2個セット」(1,200円)は、「アイランドファーム」(石田町)のトマトを使ったサルサソースや、「下条くだもの店」(勝本町)のパイナップルジャム、壱岐のなめみそなどを使う。「芦辺・長野のてんぷら」(200円)も人気という。
店内には「壱岐焼酎7蔵の飲み比べスタンド」も設置する。4種類のおつまみが付いた「七蔵飲み比べ+おつまみセット」(1,500円)を用意するほか、サーバーの下には7蔵それぞれのスタンプを設置。全てのスタンプを集めると、「完呑証」のスタンプを受けることができる。
蒸留方法や熟成の程度・方法に合わせたオリジナルの「壱岐焼酎のざっくり・味わいガイド」も作成。7蔵の焼酎を4つのカテゴリーに分類し、好みに合った焼酎を選びやすいよう案内する。
長岡さんは「土産や食事を楽しむのはもちろん、壱岐のいいところ、おいしいもの、島ならではの体験を当店で知ってもらえたら」と話す。今後は「商品や生産者の説明、壱岐焼酎の歴史など、ディスプレーも増やしていきたい」とし、店づくりを進めながら、観光のハブとして壱岐の魅力を伝える場を目指す。
営業時間は9時~19時。席数20席。