対馬の田集会施設(対馬市豊玉町)で8月30日、ニホンミツバチの巣箱から蜂蜜を採集する採蜜体験会が開かれる。
対馬観光物産協会中対馬部会が主催。伝統的な「重箱式」の巣箱を使った天然蜂蜜を同町で生産している扇養蜂が協力して行う。
対馬は西洋ミツバチが生息せず、野生のニホンミツバチのみが分布している日本で唯一の場所。西洋ミツバチに比べて体が小さく、一度に集められる蜜の量が少ないニホンミツバチが集めた貴重な蜂蜜を知ってもらおうと、体験会を毎年開催している。
当日は、ニホンミツバチの説明や、採蜜体験、蜂蜜の試食と即売会を実施。参加者はフェースネットをかぶり、専用の棒を使って巣箱から蜂蜜を採蜜する。採蜜した蜂蜜の一部を、土産として持ち帰れる。
対馬観光物産協会中対馬部会の國分真太郎さんは「対馬では昔から、丸太をくりぬいた蜂洞(はちどう)という巣箱を置いて野生のニホンミツバチがすみ着くのを待ち、年に一度だけ採蜜するなど、自然と共生して蜂蜜を生産してきた」と対馬での養蜂の歴史を説明。
「大自然の野山からさまざまな花の蜜を集めてでき上がる『百花蜜』の味は濃厚で、島の自然そのもの。貴重な蜂蜜が生まれる背景や自然との共生を、イベントを通じて肌で感じてもらえたらうれしい。対馬の豊かな恵みを五感で味わって」と参加を呼びかける。
参加料2,000円(保険料込み・巣蜜の土産付き)。小学生以下無料。定員40人。