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対馬西部中、海洋ごみ問題学び海岸清掃 絵本はネパールでも活用

ペットボトルキャップキーホルダー製作時の様子(写真提供=対馬市立西部中学校)

ペットボトルキャップキーホルダー製作時の様子(写真提供=対馬市立西部中学校)

対馬市立対馬西部中学校(対馬市峰町)は10月9日、生徒会活動の一環として学校前の海岸清掃を行う。約5年前から海洋プラスチック問題について学んでおり、海洋ごみの調査や海岸清掃、発表活動などを継続している。

大阪・関西万博

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 活動は、当時の生徒たちが海洋プラスチック問題を対馬の重要な課題と捉えたことをきっかけに始まった。以降、後輩たちが活動を受け継ぎ、2024年からはふるさと学習の中で海洋ごみ調査や海岸清掃を行っている。

 海岸清掃では、漂着ごみの種類や量を調べ、海洋ごみの現状について考えてきた。生徒からは「場所によって流れ着くごみの種類や量が違い、想像以上に細かいごみが多かった。満潮になると再び別の場所にごみが流れてしまうので、海の生物だけでなく、人にも影響が出てくると思う」「海外のごみだけでなく、日本のごみも多かった。まずは私たちから意識を変えていくべきだと思った」といった声が聞かれた。

 奈良県生駒市立光明中学校との交流授業にも取り組み、2025年6月には両校の生徒が大阪・関西万博で活動について発表した。同年には、ペットボトルキャップを使ったキーホルダー作りや「対馬未来フォーラム2025」での発表も行った。

 平和学習では、平和教育や国際教育支援などに取り組む「なかよし学園」の中村雄一代表による講演会を通して、紛争地域で暮らす子どもたちの現状について学んだ。

 2026年1月から2月にかけては、3年生4人が英語のプロジェクト型学習で絵本「Our project TSUSHIMA」を制作した。海洋ごみに関する学習と3年間の英語学習の総まとめとして、計画や構成、内容、デザインを生徒自身が考えた。

 絵本には、対馬の自然環境の現状や課題を世界の子どもたちに伝えたいという考えを込めたほか、紛争地域の子どもたちにも自分たちの学びを共有したいという意図を盛り込んだ。完成した絵本は校内に掲示しているほか、2026年6月には、なかよし学園を通じてネパールの学校でも教材として活用された。

 西山瑠海教諭は「海洋プラスチック問題について、約5年前から生徒たちが学びを続けてきた。先輩たちの取り組みを受け継ぎながら、それぞれが対馬の課題として考え、学びを深めている」と話す。

 10月には校内で中村代表による講演会も開き、生徒はネパールの学校での絵本の活用について報告を受ける予定。

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