対馬高校商業科3年生の生徒と、対馬を拠点に環境問題に取り組む環境団体「YOUWA」が5月24日、国昌寺(対馬市厳原町)で使用済み「竹歯ブラシ」を使った竹炭作りを行った。
対馬で課題になっている、漂着ごみの海洋プラスチックを削減する取り組みの一環。昨年度の同科3年生が中心となり、通常はプラスチック製の歯ブラシの柄を竹製にした「竹歯ブラシ」を開発。今回の竹炭作りでは、「竹歯ブラシ」をアメニティーとして使った宿泊施設などから、使用済みの約450本を回収して活用した。今後、作った竹炭を畑の肥料にすることで、地域資源の循環も目指している。
生徒らは、宿坊で「竹歯ブラシ」をアメニティーとして提供している国昌寺の協力の下、竹炭作りを実施。寺に集まった生徒らは、プラスチック素材であるブラシ部分をカットして残った竹素材を缶に詰め、約1時間蒸し焼きにし、粗熱が取れた後、炭化した竹を細かく砕いて竹炭を作った。
同科3年の生徒らは「慣れない作業だったが、歯ブラシを分解して炭にできた。先輩がデザインして開発した竹歯ブラシの活動を引き継ぐことができてうれしい」と話す。
生徒らは6月1日、「長崎県だんだん畑十選」にも選ばれている青海の畑に竹炭をまき、サツマイモを作付けした。秋に収穫し、郷土料理「せんだんご」を作って販売する予定。