「Cafe June(カフェジューン)」(対馬市豊玉町)がオープンして、8月28日で1カ月がたつ。6月に大阪府から対馬へ移住した石倉美幸さんが営む。
石倉さんが初めて対馬を訪れたのは4年ほど前。壱岐・対馬を巡る旅行で「銀杏(ぎんなん)の宿」(豊玉町)に宿泊した。対馬には半日ほどの滞在だったが、宿の近くにある神社などを巡る中で対馬に引かれた。「銀杏の宿」を営む原田順子さんからも「(石倉さんは)また来るよ」と声をかけられた。
もともと神社や寺に興味があり、対馬の歴史にも関心を持っていた石倉さんは半年後、今度は対馬だけを訪れた。その後も対馬を訪れる中で、「原田さんの手伝いがしたい。のんびり暮らしたい」と移住を考えるようになった。
石倉さんは「銀杏の宿」で働くことも考えたが、近隣では店が閉まり、地域の人が集まれる場所が少なくなっているという声を聞き、カフェを開くことを決めた。店は、原田さんが所有する20年以上前に閉店した食堂跡を活用している。席数は、カウンター6席、6人がけの座敷2間を備える。
石倉さんはこれまで保育士として子どもに関わる仕事に長く携わってきた。接客やカフェの運営は新たな挑戦となるが、「地域の皆さんが、ゆっくりおしゃべりできる場所、空間を提供したい」と営業している。
メニューは、1日5食限定の「Juneプレート」(1,200円)をはじめ、「カレーライス」「カレードリア」「オムライス」「エビピラフ」(以上800円)など。スイーツやドリンクは、「ワッフル」「梅サイダー」(以上500円)や「黒ゴマ豆乳スムージー」(400円)など季節に合わせたメニューをそろえる。
お盆には帰省客も訪れ、「友達とおしゃべりするのに、こういう場所が欲しかった。これまでは家で会うしかなかった」と声をかけられたという。家族連れや子ども連れのほか一人での来店も多く、幅広い世代が利用している。
カフェは石倉さん一人で切り盛りする。「私が作ったもので喜んでもらえるなら、私にとってもうれしいこと。人のために、人が喜んでくれることを、自分ができる範囲でやっていきたい」と話す。
「まだ不慣れなことも多く、試行錯誤中。お待たせしてしまうこともあると思うが、のんびりとした時間を過ごしてもらえたら」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~19時。