「第16回ボランツーリズム in 壱岐」が7月4日・5日の2日間、壱岐市内で開催された。主催は壱岐市で、任意ボランティア団体「壱岐・島おこし応援隊『チーム防人(さきもり)』」が受託して実施した。
同団体は2008(平成20)年、一支国博物館開館のプレイベントとして企画された「一支国弥生まつり」の実働ボランティア20人を前身として発足。その後、「チーム防人」と名付け、会則や会費を設けず、登録証を持つ会員が現在も島の活性化や環境保全、歴史遺産の継承に取り組んでいる。
1日目は塩津浜海岸(石田町)や小島神社周辺海岸(芦辺町)で漂着ごみの清掃を行い、島内外から189人が参加した。参加者の年齢層は10~70代と幅広く、中でも10代が96人と最も多くを占めた。島外から77人、島内から112人が集まり、壱岐市温暖化防止対策協議会も参加。海岸には漁具やポリタンクが多数漂着しており、8立方メートル(=約0.8トン)のごみを回収した。
2日目は一支国博物館(芦辺町)でワークショップを開き、97人が参加。大学教授による活動報告や参加12団体による活動発表、質疑応答をが行った。午後からは牧崎公園内(郷ノ浦町)にある「鬼の足跡」周辺でも漂着ごみ清掃を実施。同イベントの取り組みは他地域にも広がっており、宇久島でも壱岐のボランツーリズムを参考にした取り組みが始まっている。
同団体の代表を務める中山忠治さんは「この活動の基本コンセプトは『拾う人は捨てない』。捨てない人を増やし、ごみの発生そのものをなくしていくのが目的。今後も島内外を巻き込んだ活動を続けていきたい」と話す。