壱岐市最大の夏祭り「壱岐郷ノ浦祇園山笠」を前に7月12日、郷ノ浦町漁場荷揚げ場(壱岐市郷ノ浦町)で、山笠の舁(か)き棒を清める「棒洗い神事」が行われた。関係者ら約100人が参列した。
同祭りは、地元の八坂神社に疫病退散を祈願して山笠を奉納したことを起源とし、地元では「ぎおんさん」の愛称で親しまれる270年以上の歴史を持つ。
会場には、本町流(ほんまちながれ)、下山流(しもやまながれ)、塞流(さいながれ)、新道流(しんみちながれ)の舁き棒が並んだ。舁き棒の長さは約5.5メートル。神事では、祝詞奏上や玉串奉てんに加え、市立盈科小学校4~6年生児童39人による「唄子(うたこ)太鼓」の奉納が行われた。手締めの後、各流の舁き棒をお神酒で清め、海水で洗い流した。
今年、一番山を務める本町流の代表取締役・市山英誉(ひでたか)さんは「安全にけがのないよう願いながら、みんなで気持ちを一つにして、壱岐全体を盛り上げたい」と意気込む。
「壱岐郷ノ浦祇園山笠」は25日16時から本町で「宵祭り・肩慣らし」を開催。26日は9時5分から塞神社(郷ノ浦町)前で出発式を行い、唄子の「オッセ、オッセ」という掛け声とともに山笠が町内を練り歩く。